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Feels So Good
読書メモ
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何も言われずに差し出されたら、おそらく『姉飼』の作者だとはわかるまい。小林泰三といい、ライトノベル的な長編が角川ホラー文庫で流行っていたのだろうか。

まだ序章というところなので、感想は保留。
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実にはればれとした気分になる。お馴染み腐れ大学生がただただ手紙を書きまくる、というだけではあるが、垣間見える人間関係はとめどなく変化していき、著者一流の文体を駆使した手紙はテンポ良く読者を惹きつける。

最後に花開く主人公の文通力を見届けるまで、一気に読んで欲しい。いくつか繋がっている部分があるため、『夜は短し歩けよ乙女』とあわせてどうぞ。

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短編集で補完した後、古典部の面々は二年生へと進学。新たにやってきた新入生を中心としてストーリーが進む。話が地味な点は否めないが、長編であることを活かし、推理を積み重ねていく様子はシリーズの中でも完成度が高いように思える。

青春小説としても重大な分岐点に差し掛かったようで、ますます次巻に期待が持てる。

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段々と確信に迫ってきた三巻。あわせるかのように、家族がテーマの話で構成されている。前半の二編は本そのものがメインではなかったが、ラストの『春と修羅』は、それ自体が主役のようでよかった。

古書交換会等、あまり縁が無く、かつ興味深い世界が舞台となるのは単純に楽しい。
 

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必ずしも犯罪に関する事件というわけではなくなったが、その分ストーリーや背景がぐっと深くなった気がする。絵画そのものに対する謎解きにもスポットライトが当たり、嬉しい変更。メインに据えたゴッホにまつわる話はもちろんのこと、ユトリロの話も良かった。

前作では巻末にあった、画家の年表が削られたのは残念。
 

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前半はパリ滞在もののほか、何かしら戦争に関連した作品群。後半は時代ものがいくつか収められているが、形は違えどどれも異国を思わせる。

解説で指摘されているように、『巴里の雨』と『風祭り』は非常に似通っている。本書収録作以外にも姉妹作があるあたり、よっぽど気に入ったシチュエーションだったのだろうか。


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