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読書メモ
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『エロティシズム』や『少女コレクション序章』の姉妹編。タイトルは本書収録の『ホモ・エロティクス』からだろうか。

一つの連載や、書き下ろしというわけではない。しかし後半になるにつれて黒魔術や吸血鬼といった題材も出てくるものの、「エロティシズム」というテーマは一貫しており、随筆というよりは評論に近い文章でもあるため、読者を飽きさせず、まとまりのある一冊になっているように思える。エロティシズム三部作の中では一番とっつきやすいかも。
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同じ題材を扱ったものとして『少女コレクション序章』があるが、あちらが比較的自由に題材を選んでいたのに対し、こちらは一巻して、エロスについて論じている。似たような内容が延々と続き、かつ淡々と書かれているため、面白さでは負けるか。かなり真面目な視点で書かれているため、いやらしさは微塵もない。

本編の連載から17年たってかかれたあとがき、『クラナッハの裸体』が一番楽しめた。

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近世ヨーロッパを中心とし、「毒薬」について論じた一冊。予想はしていたが、やはり『世界悪女物語』との親和性が高い。毒薬そのものを中心とするわけではなく、毒薬が使われた背景や心理にスポットを当てた点が面白い。取り扱う題材としては比較的イメージがしやすく、文章も平易なため、手帖シリーズの中では一番親しみやすい。

それにしても、歴史上の出来事として見ると、「毒薬」、「毒殺」という言葉の、なんと甘美に響くことか。

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文学、美術、歴史の紹介や、論文めいたエッセイではなく、毎回一つのテーマに従って自分自身のことを振り返って語ったもの。もちろん、ある程度飾られていはいるだろうが、異端の文学者、澁澤龍彦ではなく、ごく普通の一個人としての、澁澤像が発見できる。

他の著作を読む上でも、日常に即した書き手の人となりを知ると言う点で、参考になると思う。

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フリーメーソン、薔薇十字団等の、秘密結社と称される集まりについて述べた本。一般にイメージされるような、中世ヨーロッパ以降の、魔術的な傾向のあるものばかりではなく、古代から現代、アフリカからアジアまで、幅広くスポットを当てている点が良い。その分駆け足ではあるが。

『黒魔術の手帖』とかさなる部分も多いため、あわせて読むとより理解が進むはず。順当に行けば、次は『毒薬の手帖』を読むべきであろうが、なぜか近所の本屋に売っていない……

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三島由紀夫による「殺し屋的ダンディズムの本」との評はあまりにも有名。単行本時の類似本の少なさ(何せ序文には奇術をあつかったものではない、と書かれている)や、黒尽くめの装丁が要因だろうか。ジル・ド・レエについて書かれた項が多いところもポイントかも。

あとがきでは、現在では最初に出た時のような衝撃力はない、とか、若書きであることを気にしているふうだったが、今読んでも十分に面白い。時折話しが脱線するあたり、筆のおもむくまま、とても楽しんで書いたのではなかろうかと思う。


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