忍者ブログ
Feels So Good
読書メモ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


113b321c.jpg







WatchMeというソフトをインストールすることで、病気が無くなり、不健康な要素が一切排除された未来の話。乾いた文章が心地良く、前作よりもストレートなSFという気がした。

最後に到達する世界はもう想像もつかないほど恐ろしい。ハッピーエンドともバッドエンドとも取れないが、一つの作品としてこの終わり方はベストだったと思う。
PR

fffcafa0.jpg







『マルドゥック・スクランブル』、『ヴェロシティ』、『アノニマス』を舞台にした短編集+インタビュー。目玉は『スクランブル』の初期原稿と『アノニマス』関連の二編だろうが、『スクランブル』の序文にあたる話も良い補足説明になる。初期原稿のイースターはなんだか冷たい。

『アノニマス』ではバロットも成長し、新たな仲間も増えている様子。どんな変態さんとのバトルが繰り広げられるのか、期待が高まる。

8fd07015.jpg







ミステリ黄金期の雰囲気と、現代の日本が交錯する意欲作。トリックがもう少し趣向を凝らしたものであれば完璧だったが、それでもタイトル、装帳からラスト一行に至るまで申し分なし。

他の著作も技巧を凝らしたものばかりらしく興味が湧くが、絶版が多い……。

56fdf4ea.jpg








バラエティに富む点で、『壁抜け男の謎』と何となく似ている作家アリスの短編集。ほとんど同じようなアイディアから始まる話もあるし。

この中で一つあげるとするならば、『あるいは四風荘殺人事件』。これまでにない展開が新鮮。しかし、長編の方が面白いことは確かだと思う。


e1d3230b.jpg







どちらかと言うと色物が大目なノンジャンルの短編集。短めの話の方が楽しめた。

今まで一つはあった笑い話が無いのは残念だが、巨匠へのオマージュ三篇が入っているのはお買い得。


b74e279a.jpg







言わずと知れた名作。地道に足で推理する作品ながら、一切の無駄を排除したシンプルな作りは美しくすらある。ただし、人やトランクの動きはかなり複雑なので、腰を据えて読む必要がある。時刻表ものはあまり好みでは無いが、充分に楽しめた。

作中のトランクは死体運搬容器以外の何者でもないが、重厚な旅行トランクが欲しくなる。


カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
ブログ内検索
アーカイブ
プロフィール
HN:
冬吉
性別:
男性
職業:
SE
趣味:
ピアノ、ウクレレ、読書
バーコード
カウンター
アクセス解析
1  - 2  - 3  - 4  - 5  - 6  - 7  - 8  - 9  - 10  - 
忍者ブログ | [PR]