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Feels So Good
読書メモ
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作家アリスシリーズの変則的な長編。ストーリーはなかなか捻られており、火村の人となりも垣間見えるが、肝心のトリックはいまひとつ決め手に欠ける気がした。

作中で述べられる、『猿の手』のもう一つの解釈は新鮮だった。
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推理小説で言えば、最初の謎は解けたけれども事件はさらに続く、といった辺りからスタート。後半に入ると一気に終息に向かうが、上巻にあった漂うような不穏な空気感は薄れる。個人的にはもっと長くして、どんよりと進ませて欲しかった。

全てが明かされるわけではなく、後々考えると、もっと早くから災厄を止める手立てがあったのではとも思うが、良い作品だった。
 

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正統派な学園ホラー。人によっては展開が遅く感じられるかもしれないが、とても丁寧に描かれている気がする。所々で出てくる球体関節人形等の小道具もいい味を出している。

論理的な解決がなされるのか、オカルトで終わるのかはまだ分からないが、純粋に下巻が気になってならない。


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緊張感はますます増大し、急展開を迎えたところで煉獄篇は終了。今後はよりSFらしい世界観になる模様。ゲームでいえば1のエンディングだろうか。ある程度予想はしていたものの、こう来るか。

展開の都合上なのかもしれないが、一つだけある登人物の行動に納得いかない箇所があった。

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精神科病棟を舞台にした三篇を収録。初出が二十年ほど前ということもあってか、表紙のインパクトほどには突飛は話でもなかった。

一本目と二本目は途中でオチがわかるが、三本目の表題作は奇妙さと本格ミステリが上手く交じり合っていて面白かった。

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『マルドゥック・スクランブル』と同時期に書かれたハードボイルドなSF。能力バトル主体でサイバーパンクな要素もあり、バロットとボイルドがタッグを組んだかのよう。長編としては短いが、その分スピード感溢れる仕上がりになっている。

初出は10年前のため、『ヴェロシティ』、完全版と続いていくにつれて、一文一文の無駄がそぎ落とされていったマルドゥックシリーズと比べると、荒さが出ているか。


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