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読書メモ
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『ヰタ・マキニカリス』の後半14編を収録。飛行機に関する話が印象に残った。特に『飛行機物語』はもっと長く読んでいたかった。

本編もさることながら、著者自身による注釈がボリュームもあり圧巻。人となりを知ることができ、実に面白い。
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『ヰタ・マキニカリス』の前半20篇を収録。ダンセイニ風ファンタジーから飛行機への偏愛、『一千一秒物語』を発展させたような天体にまつわる話等、バラエティに富んでいる。

一読しただけではわけのわからないものもあるが、足穂の頭の中を覗き込んでいるような気がして楽しい。

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神戸の街はよくわからないが、横浜の印象は近いだろうか。『一千一秒物語』を読むと、モダンな都会の夜をイメージせずにはいられない。秋の夜長に手元に置いておきたい。

1920年代に書かれた作品が多いが、表題作含めほとんどが古さを感じさせない。『螺旋境にて』なんかは現代のSF作家の手によるもの、と言われても納得出来そう。
 

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出版社を改めデビュー作が再販。変てこな建物に奇妙な家族と、「新本格」のイメージど真ん中。舞台はこれでもかという具合に完璧なのに対し、肝心の謎解きのカタルシスが薄いのが残念。

ものは悪くないだけに、ここまで揃えたからには最後まで様式美に従って欲しかった。起伏がなく地味な印象を受けたが、後々の作品の片鱗は感じられた。

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ライトノベル風な展開も織り交ぜた量子SF。難しい内容ではなく、構えずに読める。個人的な好みではもっとハードな方が良かった。

設定は面白いが平坦なため、中編を読んでいるような雰囲気に感じた。もう一歩、惜しい気がする。

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『Self-Reference ENGINE』がかなり親切に思えてくる短編集。最初の二編はまだついて行けたが、中ほどからは断片的にしか理解できない。それでも面白くないわけではなく、最後まで読ませてしまうのはなんだか不思議。

最後に著者自身の解説がついているが、さらに解らなくなってくる。


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