翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件 / 麻耶雄嵩

・館の雰囲気や、ぺダンチックに脱線するあたり、『黒死館殺人事件』を思わせる。
・途中で投げ出したくなる気持ちは抑えること。普通のミステリとは思わないこと。
・アンチミステリなのかバカミスなのかもうよくわからん。

きつねのはなし / 森見登美彦

・京都が舞台の奇談集。他作品のようなポップさはなく、暗くて淡々とした文章。
・怪しげな骨董屋、胴の長いケモノが各作品に登場。微妙に設定は異なる様子。
・表題作が特に良かった。

煙か土か食い物 / 舞城王太郎

・田舎町での連続主婦殴打生き埋め事件。
・マザ○ァッカーな台詞にバイオレンスに次ぐバイオレンス。
・最近は珍しい改行少なめで詰まった文章。
・独特の文体のインパクトとは裏腹に推理部分は微妙。

四畳半神話体系 / 森見登美彦

・もしも別のサークルに所属していたら？　四つのパラレルワールド。
・大学生は基本的にアホ。
・他作品とのリンクあり。

太陽の塔 / 森見登美彦

・ストーカーVSストーカー
・もてない男たちVSクリスマス
・『夜は短し歩けよ乙女』ほどのリズム感はない。

夜は短し歩けよ乙女 / 森見登美彦

・絶妙なリズム感、めくるめく怒涛の展開。
・摩訶不思議でファンタジックな恋愛小説。
・偽電機ブラン飲んでみたい。