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Feels So Good
読書メモ
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一見ライトノベルチックでさらっと読めるが、内容はそれなりに重め。本に関するエピソードと謎解きの比率は良い具合にバランスが取れていると思う。本、古書店好きなら楽しめるはず。

それにしてもラストはやけにハートフル。
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作中作と現実が錯綜していくミステリー。戦時下の女学校が舞台で、少女たち特有の毒と美しさが絡み合う様は心地よくもあり、何か悪い事でもしているような気分にもなる。

雰囲気はなかなか濃いが、さわやかにも感じられるラストのためは読後感はすっきりしている。元々はジュブナイル小説だそうだけど、大人の読書にも十分以上堪えられる。

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最初から凄まじい違和感を感じつつ、ファンタジーな要素も含んでいるのか、と思いながら読み進めて行ったが、疑問が氷解した瞬間の衝撃は素晴らしい。ラストはほとんどホラーの域で、間違いなく好みは分かれるだろうけれど。

謎解きの肝となる物的証拠はかなり厳しい気がして玉に瑕。

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医学的に正しいかどうかはわからないが、精神疾患をメインにしたサスペンス。叙述トリック、と言い切ってしまうのは抵抗があるが、隙の無い構成が光る。過去に読んだ作品と比較して真正面の推理小説ではないからか、粗を気にする事も無くスムーズに入っていけた。

「救いのテーマ」を意識して書かれたらしく、それまでの重い展開から打って変った爽やかなラストに思わず笑ってしまった。
 

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球体関節人形しか産まれてこなくなった世界の話。台詞はやや軽い気もするが、頽廃、耽美をライトに織り交ぜた文体の世界観が良い。

裏表紙に「ゴシックSFファンタジー」とあるが、「SF」は外した方がしっくりくる。雰囲気が合うのであればおすすめ。
 

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竹林経営への転進を目指す京都在住の兼業作家「登美彦氏」の奇跡。小説かと思っていたがエッセイらしい。

竹を切りたい、という想いと本業や作家業との折り合いに苦しむ様、果てしなく広がる妄想は、腐れ大学生がそのまま大人になった姿を見ているようで面白かった。他の作品程ではないが。



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