忍者ブログ
Feels So Good
読書メモ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


8022dce6.jpg







魔術が存在する世界の12世紀イギリスが舞台。内容は以外にもオーソドックスなフーダニッで、上手い具合にファンタジー要素が溶け込み、真相に至る過程は実にスマート。このミス2位は伊達ではない。

奇抜なストーリーを予想していたが、著作の中でも一番と言っていいほどの緻密な本格推理だった。
PR

f28ce41f.jpg







『ヰタ・マキニカリス』の後半14編を収録。飛行機に関する話が印象に残った。特に『飛行機物語』はもっと長く読んでいたかった。

本編もさることながら、著者自身による注釈がボリュームもあり圧巻。人となりを知ることができ、実に面白い。

fa1cb2be.jpg







本格ミステリを期待していると肩透かしをくらうかもしれない。安楽椅子探偵ということで、証拠はなく推理のみで終わる話が多いのは許容範囲か。

お金持ち描写はなんだか薄っぺらいイメージだが、毒舌執事と新米刑事のお嬢様という設定は面白い。

06808fae.jpg







『ヰタ・マキニカリス』の前半20篇を収録。ダンセイニ風ファンタジーから飛行機への偏愛、『一千一秒物語』を発展させたような天体にまつわる話等、バラエティに富んでいる。

一読しただけではわけのわからないものもあるが、足穂の頭の中を覗き込んでいるような気がして楽しい。

2af4dcf7.jpg







神戸の街はよくわからないが、横浜の印象は近いだろうか。『一千一秒物語』を読むと、モダンな都会の夜をイメージせずにはいられない。秋の夜長に手元に置いておきたい。

1920年代に書かれた作品が多いが、表題作含めほとんどが古さを感じさせない。『螺旋境にて』なんかは現代のSF作家の手によるもの、と言われても納得出来そう。
 

ffc862c1.jpg







出版社を改めデビュー作が再販。変てこな建物に奇妙な家族と、「新本格」のイメージど真ん中。舞台はこれでもかという具合に完璧なのに対し、肝心の謎解きのカタルシスが薄いのが残念。

ものは悪くないだけに、ここまで揃えたからには最後まで様式美に従って欲しかった。起伏がなく地味な印象を受けたが、後々の作品の片鱗は感じられた。


カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
ブログ内検索
アーカイブ
プロフィール
HN:
冬吉
性別:
男性
職業:
SE
趣味:
ピアノ、ウクレレ、読書
バーコード
カウンター
アクセス解析
17  - 18  - 19  - 20  - 21  - 22  - 23  - 24  - 25  - 26  - 27  - 
忍者ブログ | [PR]