忍者ブログ
Feels So Good
読書メモ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


58e823f0.jpeg







必ずしも犯罪に関する事件というわけではなくなったが、その分ストーリーや背景がぐっと深くなった気がする。絵画そのものに対する謎解きにもスポットライトが当たり、嬉しい変更。メインに据えたゴッホにまつわる話はもちろんのこと、ユトリロの話も良かった。

前作では巻末にあった、画家の年表が削られたのは残念。
 
PR

24b89273.jpeg







なんとなく日常の謎系統だと思っていたら、ほとんど殺人事件だった。謎解きはそれほど重厚なものではないが、その分情景や人物の描写に力が入っている気がした。絵画修復士という馴染みの薄い職業の一面が垣間見える点も興味深い。

各章のテーマとなっている作品は全て実在のもの。作中にエピソードが述べられるほか、巻末に画家の年表が載っており、そちらの面でも勉強になる。
 

a0505af4.jpeg







著者のデビュー作にして代表作。延々と繰り広げられる出口の見えない推理合戦、章をまたぐ度に覆される前提等、何が起きているのかを把握することさえ難しく、長さもあいまってかなりの酩酊感を味わえる。

十分に傑作だが、欲を言えば各々の事件の真相をもっと捻って欲しかった。現状ノベルス版しか流通しておらず、四大奇書として綺麗に並べられないのは残念。

12f5aa76.jpeg







ゲーム三部作の最後はコントラクトブリッジ。ほとんど知らなかったので予習して臨んだが、かなり複雑なルール。本編もそれに比例するかのように複雑な構成で、あとがきにも書かれているように犯人やトリックの謎解きというより、何が起きたかを解き明かすことがメイン。

偏執狂的なこだわりもあり、一筋縄ではいかない作品ながら三部作の中では一番良かった。

c14c7eaa.jpeg







ゲーム三部作第二弾。将棋ならばルールくらいは、と思っていたが、今回のテーマは将棋は将棋でも詰め将棋。さっぱり分からないけど相当奥深い世界のよう。

オーソドックスな展開だった前作に対し、視点が目まぐるしく変化していく。真相がやや強引な気もしたが、いくつもの謎が収束していく様は楽しかった。

7083e0a4.jpeg







この作者は初読だが、『匣の中の失楽』等の噂から期待が高かったためか、今ひとつ平凡、特に犯人特定に至る道筋が弱い気がする。ただ、最後に罪を認めるシーンの描写は鮮やかに感じた。

タイトル通り、囲碁の専門用語がこれでもかと登場し、ストーリーにも深く関わってくるため、知識があればもっと楽しめたかもしれない。


カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
ブログ内検索
アーカイブ
プロフィール
HN:
冬吉
性別:
男性
職業:
SE
趣味:
ピアノ、ウクレレ、読書
バーコード
カウンター
アクセス解析
1  - 2  - 3  - 4  - 5  - 6  - 
忍者ブログ | [PR]