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Feels So Good
読書メモ
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引きこもり探偵音野順のシリーズ第一弾。講談社の「城シリーズ」と比べると驚くほど普通の推理小説。短編集で、過半数が殺人事件だけどほんわかとした印象。

トリックはそうでもないがキャラクターが楽しい。一ひねり効かせた『見えないダイイング・メッセージ』は良かった。










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従来の、高校生を主人公として作品群でもどことなく暗い裏がある話が多かったが、大人を主人公とした本作は顕著。

最初は軽い雰囲気で読ませていき、確信に近づくにつれて不穏な空気が大きくなっていく仕掛けがたまらない。淡々とした文章が後味の悪さをさらに引き上げている。

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球体関節人形しか産まれてこなくなった世界の話。台詞はやや軽い気もするが、頽廃、耽美をライトに織り交ぜた文体の世界観が良い。

裏表紙に「ゴシックSFファンタジー」とあるが、「SF」は外した方がしっくりくる。雰囲気が合うのであればおすすめ。
 

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ライトノベル風な展開も織り交ぜた量子SF。難しい内容ではなく、構えずに読める。個人的な好みではもっとハードな方が良かった。

設定は面白いが平坦なため、中編を読んでいるような雰囲気に感じた。もう一歩、惜しい気がする。

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スパンキング、ボンテージ、マネキンの写真集等、一風変わった本たちの紹介。悪趣味と取られても仕方がないものが大半を占めるが、面白おかしく、という感じではなく、真面目に、愛情を込めて綴られていて、実際に手にとってみたくなる。『芸術新潮』初出のものが多いのもうなずける。

全て白黒で、図版が少ないのが惜しい。

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『Self-Reference ENGINE』がかなり親切に思えてくる短編集。最初の二編はまだついて行けたが、中ほどからは断片的にしか理解できない。それでも面白くないわけではなく、最後まで読ませてしまうのはなんだか不思議。

最後に著者自身の解説がついているが、さらに解らなくなってくる。


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