姑獲鳥の夏 / 京極夏彦

・６００頁あるのにシリーズでは１番短い。揃えるにはスペースが心配。
・妖怪やら量子力学やらの薀蓄多め。
・本格ではないけれども、変格としてはなかなか。出て来る人は変なのばっかり。

六番目の小夜子 / 恩田陸

・昔ドラマにもなった。視てなかったけど。
・前半の盛り上がりはいいけどやっぱりラストが弱い。
・ホラーと言うよりサスペンス。

ネフィリム 超吸血幻想譚 / 小林泰三

・『ΑΩ』をものすごく薄めて焼き増ししたようなもの。正直がっかり。
・文章が全体的になんだか。登場人物の思考も省きすぎ。
・吸血鬼の話なら、短編集『人獣細工』収録の『吸血狩り』がおすすめ。

ラヴクラフト全集 別巻上 / H・P・ラヴクラフト

・別巻とのことでラヴクラフトが加筆修正したもの。玉石混淆。
・神話作品でないものも多数。
・解説は全て下巻に収録。

女王国の城 / 有栖川有栖

・前作から１５年という時間も吹き飛ばす納得の出来、これぞ本格。
・従来とは毛色の違うクローズドサークル。
・サイン本。
・次回作はいつ読めるのだろうか。

レーン最後の事件 / エラリー・クイーン

・このシリーズはX、Y、Zと順番通り読むべき。本書はまさに悲劇。
・個人的にはYよりもXの方が好き。