水車館の殺人 / 綾辻行人

・館シリーズ第二弾です。
・古き良き探偵小説の世界。
・トリックは大掛かりながらあっさり目。

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い / 西尾維新

・メフィスト賞受賞作。
・現実にはおよそありえないようなシチュエーションにエキセントリックな登場人物。やたらと気合の入ったくどくどした内面描写と、完全にライトノベル。
・独特のリズム感がある文章でテンポ良く読みやすい。
もう少しミステリに比重を置いていればなお良かった。

十角館の殺人 / 綾辻行人

・新本格の元祖、館シリーズの第一作。
・孤島で一人、また一人と減っていく。『そして誰もいなくなった』を彷彿とさせる。
・”たった一行”が世界を変える、は伊達ではない。
・ややバカミスっぽいかも。

我らが影の声 / ジョナサン・キャロル

・キャロルの作品中、最も恐ろしい結末という触れ込み。
・主人公の情けなさはパワーアップ。
・前半退屈、後半盛り上がってラストは唐突。触れ込みは大げさ。

死者の書 / ジョナサン・キャロル

・正統派ホラー。
・話の展開が少々ゆっくり目、核となる謎がやや予想がつきやすい。
・予想通だけど満足のいく結末。
・なんとも気の効いたアメリカンなセリフが鼻につく。

陽気なギャングが地球を回す / 伊坂幸太郎

・映画化もされたクライムノベル。
・面白ければなんでもあり。
・強盗対強盗。ハイセンスかつハイテンポ。