鏡の国は日曜日 / 殊能将之

・石動戯作第三弾。
・石動が殺される？
・綾辻行人の館シリーズのパスティーシュ。下手すりゃ本家より面白い。
・同時収録の『樒／榁』はこじんまりとした感じ。

黒猫館の殺人 / 綾辻行人

・館シリーズ第六弾。またちょっと異色。
・殺人事件はメインではない。
・たとえ思いついたとしてもこんなの使わないだろう、なんてトリック。
・ある作家に関しての誤認識あり。

時計館の殺人 / 綾辻行人

・館シリーズ第五弾。今回はオーソドックス。
・クローズドサークル。パニックに陥る様はほとんど教科書通り。
・事件現場と別の場面が交互に描かれる。『十角館の殺人』と似た構成。
・時計館であるという点が非常に重要です。驚きはシリーズ一かも。
・故人・死人が多すぎ。

人形館の殺人 / 綾辻行人

・館シリーズ第四弾。異色作。
・ホラーチックな雰囲気。
・よく似通った結末の話がスティーブン・キングのものにもあったような気がする。

クドリャフカの順番 / 米沢穂信

・ようやく文庫化古典部シリーズ第三弾。
・神山高校文化祭通称「カンヤ祭り」、満を持しての開幕。
・古典部員四人のそれぞれの視点が入れ替わって描かれる。
・『ＡＢＣ殺人事件』は読んでおいた方がいいかも。
・回を重ねるたびに面白くなっていく。

迷路館の殺人 / 綾辻行人

・館シリーズ第三弾。
・建物の大部分が迷路になっているというなんともぶっとんだ構造。何かの冗談かと思った。
・プロローグとエピローグを除いては、鹿谷門実という作家による小説『迷路館の殺人』から成るという作中作
・殺人事件の解明と鹿谷門実の二つの謎。