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Feels So Good
読書メモ
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マキャベリの君主論を小学生の派閥争いに応用したアホな本。原書を読んだ事はないが、子供ならではの出来事に上手く絡めてあり、笑える上に勉強になる。その当時に読んでいたとしたら何か違ったことが出来たかも。

幕間に入る解説も、悪ふざけとしか思えないようなノリで進行し面白い。話の展開が早く、少々強引に進むため、じっくりと描いたバージョンを読んでみたい。
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安楽探偵は数あれど、本シリーズの探偵役はほぼ全身不随。武器は科学捜査。とにかくテンポ良くストーリーが進み、合わせて犯人の輪郭がはっきりとしていくため目が離せない。確かな技術と知識があるならば、世の推理小説にある様な事件は即解決。

一つ一つパズルを解いていくような展開は面白いが、言ってみれば同じことの繰り返し。後半は飽きてくるかもしれないが、そこはストーリーやキャラクターでカバー。続編も色々出ているので期待。

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世界を廻る流浪の床屋『ホクト』の物語。店を持っていた頃の話から旅の途中の話、さらには作中作や昔話の中に出てくる話もあり、全てが同じ人物ではない様子。どの話にも出てくる空のシーンが印象的。

本人名義の作品は、クラフト・エヴィング商會のものの様なある種のうさんくささはなく、どこか詩的で上品な雰囲気。
やや物足りないかも。

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タイトルから、『密室・殺人』と関係がある話かと思いきやそんな事はなく残念。以前東京創元社から出た『モザイク事件帳』は様々なタイプのミステリ集だったが、今作はほとんどがホラー。表題作は時間SFで、馬鹿みたいなオチも含めて面白かった。『双生児』と並んで眩暈を感じる。

独特の視点で描かれたミステリや、汁気を期待して読むと物足りないかもしれないが、十分に黒さを堪能できる。締めの『ドッキリチューブ』なんかは軽い雰囲気だけどこの上なく怖い。


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短編集のような、長編の序章集。展開が気になってきたあたりで終わり、宙に浮いたようではあるが、これはこれでさらっとした一つの作品と思わせる。淡い夢の中で静かに流れていくような感覚はどことなく小川洋子っぽいと思った。

どの話も一人称と三人称、雷、といったテーマが共通で、最も続きが気になるのは表題作。いつか完結することがあったら読んでみたい。


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クラフト・エヴィング商會の文庫三冊目。今回はアゾットとは関係が無く、『堪忍袋の緒』、『舌鼓』等の、言葉の上でしか有り得ないもののカタログ。アホな内容でもここまで真面目にやってしまうと面白い。あっという間に読み終わってしまうのでコストパフォーマンスは悪いけど。

『相槌』なんかはそれほど値も張りそうにないし購入してみたい。味のあるイラストも健在。



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