忍者ブログ
Feels So Good
読書メモ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


cb9ae499.jpg







トリック、プロット共に平均的なように思えたが、単なる強姦未遂事件から始まり、次第に140年前の事件とリンクしていく展開は面白かった。ただし犯人は他作品と比べて影が薄い。

物語終盤、ある人物の正体が明かされた時の驚きは、個人的にこの手の手法は使わないだろうと考えていたのもあり、シリーズの中でもトップレベル。読後感も良く、今後の展開に大きく関わるであろう新しい希望の芽を見ることが出来た。

PR

467e5b87.jpg







のっけから閉鎖された部屋からの犯人脱出と、このシリーズにしては本格っぽい始まり方。その後の展開はいつも通りだが、凄腕のイリュージョニストが相手とあって、はや代わり等々見せ場が多い。マジックに驚嘆する、らしくないライムも見所。

騙し合いはレベルが高いが、ストーリーとしては前作の方が良かった。裏の裏をかこうとしているのだろうけど、最終的な目的に対する犯人の行動が非常に回りくどく感じられた。


747fd8e3.jpg







小旅行を終え、ニューヨークに戻ってきたライムの次なる相手は蛇頭。東洋思想に翻弄される姿が新鮮。

今までのものに比べて驚くような仕掛けは少ないが、しっかりとしたストーリーで先を読ませる。脇を固めるキャラクターも魅力的で、特に中国公安局のソニー・リーにはレギュラーになって欲しかった。


28c6a9b0.jpg







シリーズ3作目はマンハッタンを離れノースカロライナが舞台。やっている事は同じでも、不十分な機材と土地勘の無さで奮闘するライムの姿に新鮮味を覚える。

上巻のハントから打って変わって、下巻ではライムとサックスとの師弟対決が本書の見所。終盤のどんでん返しの連続も今まで以上に見ごたえがあり、最後まで目が離せない。


d3fd62d8.jpg







吉田篤弘の小説には、どこか孤独で箱庭風の街に暮らす男がよく出てくる。今作はさらっと書かれているが、そんな話の集大成の様な短編集。

『ティファニーまで』、『黒砂糖』が良かった。


c1e4cbbc.jpg








『つむじ風食堂の夜』の隣が舞台の姉妹作。たまには刺激を忘れてゆったりとした話もいいかも。前作よりいくらかストーリーが見えている分読みやすい。

スープよりもむしろサンドイッチが食べたくなる。



カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
ブログ内検索
アーカイブ
プロフィール
HN:
冬吉
性別:
男性
職業:
SE
趣味:
ピアノ、ウクレレ、読書
バーコード
カウンター
アクセス解析
21  - 22  - 23  - 24  - 25  - 26  - 27  - 28  - 29  - 30  - 31  - 
忍者ブログ | [PR]