忍者ブログ
Feels So Good
読書メモ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


4ef6117c.jpg







戦後に発表された作品を中心とした短篇集。どの作品も構成が素晴らしく、特に『母子像』は世界短篇小説コンクールでトップに立ったのも納得の出来。収録作のジャンルは多岐にわたるが、全体的に幻想的な雰囲気が漂う。そちらの視点では『黄泉から』、『予言』がおすすめ。

解説も非常に詳しく書かれ、大いに参考になる。これを期に全集にも手を出してみたいところだが高い……。
PR

fa1cb2be.jpg







本格ミステリを期待していると肩透かしをくらうかもしれない。安楽椅子探偵ということで、証拠はなく推理のみで終わる話が多いのは許容範囲か。

お金持ち描写はなんだか薄っぺらいイメージだが、毒舌執事と新米刑事のお嬢様という設定は面白い。

8811006c.jpg







スパンキング、ボンテージ、マネキンの写真集等、一風変わった本たちの紹介。悪趣味と取られても仕方がないものが大半を占めるが、面白おかしく、という感じではなく、真面目に、愛情を込めて綴られていて、実際に手にとってみたくなる。『芸術新潮』初出のものが多いのもうなずける。

全て白黒で、図版が少ないのが惜しい。

missileman.jpg








・前半の話は『独白するユニバーサル横メルカトル』の収録作に比べてインパクト欠ける。設定がありがちかも。
・後半の話、特に『枷』や表題作は良かった。
・『或る彼岸の接近』はクトゥルー神話物。当然まるで救いようのないラストだけど、それがまた良し。


chiguhagu.jpg







・バラエティ豊かなショートショート29編+短編1編。
・書かれた時期やコンセプトがバラバラ。タイトルはそこから。
・傑作もあればなんだか子供騙しのようなものも。冒頭の『いじわるな星』は名作。

510-uU4XdkL__SL160_AA115_.jpg







・「このミス」第1位の表題作、語り手は地図。ミステリっぽくはない。
・妙にリアルで顔を背けたくなるようなグロテスク描写多し。
・ミステリは期待しないこと。SFチックなホラー短編集。


カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
ブログ内検索
アーカイブ
プロフィール
HN:
冬吉
性別:
男性
職業:
SE
趣味:
ピアノ、ウクレレ、読書
バーコード
カウンター
アクセス解析
1  - 2  - 
忍者ブログ | [PR]